工匠からのお便り
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工匠大工の長瀬です。
以前倉庫新築工事をさせていただいたお寺で吊り灯籠を設置してまいりました。
今回は吊り材の加工の様子を紹介します。
初めに図面を原寸大に書き直し、型を作ります。
材料に書き写し、加工機で荒取りします。
丸鑿でさらに形を整えていき、
そして鉋で仕上げます。指先でつまめる程小さな豆鉋を使いました。輪郭の曲線に合わせて鉋の台を削りながら仕上げていきます。
大工さんの加工はここまで。最後に彫刻屋さんに掘っていただいて完成です。
現場では錺屋さん、電気屋さんと共に作業が行われ、無事に取り付けが完了しました。
既存の建物に手を加えるのは大変気の引き締まる仕事だと感じます。
気温が上がり過ごしやすい季節になりました。これからも安全作業に努めてまいります。