工匠からのお便り
blog
blog
松戸市、市川市、宮大工が手掛ける注文住宅・古民家再生の工匠、広報担当の黒河内です。
皆様こんにちは。
今回は事務所の様子をご紹介します。
工匠の事務所には、どこか懐かしい気持ちになる、
昔ながらの箒があります。
箒(ほうき)は古くから神聖な物とされていて、昔から縁起物として考えられていたそうです。
工匠にある箒は、岩手県九戸村の高倉工芸さんで作られている『南部帚』という箒です。
よくテレビで紹介されていて、今とても人気のある箒となっています。
南部帚は、岩手県九戸村で農薬を一切使わずに育てたホウキモロコシのみを
使用して、一本一本職人の手で作られています。
穂先が柔らかく縮れているのが特徴で
絨毯やカーペットに入り込んだホコリまで掻き出すことができるそうです。
穂先の柔らかさは、
同じ自然素材である無垢の床にもとてもおすすめです。
ペットのブラッシング用の箒や
化学物質過敏症の方向けのオーガニック箒など、
ほかにも様々な商品があるそうです。
自然素材で作られて箒は土にかえることができ、
電気を使わずに掃除が出来るので、環境にもとても優しい箒となっています。
多くの電化製品や工業製品は劣化していくのに対し、
自然素材で作られたものは、
きちんと手入れをし、丁寧に使っていくことで、
長く使い続けることができます。
一つ一つ手作業で作られた箒は、出来上がりに長い期間がかかるそうです。
人の手で作り上げたものは、既製品にはない美しさや強さがあります。
手間を惜しまずに、丁寧に仕上げる職人の技術は
住宅や社寺を作る大工と同じく、大切にしていく伝統技術なのではないでしょうか。
この南部箒は、工匠の2階事務所にありますので、
弊社にお越しの際は是非、ご覧になって魅力を感じてみてください。