工匠からのお便り
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こんにちは、工匠の宮浦です。
今回I大社の教会を施工することになりました。
規模は小さいなりでも、作りは本社の形そのものです。
昔から受け継がれた形、それでいて入り口は自動ドアだそうです。
重たい木の扉のイメージではなく、人を招く、そんな思いがあるのだなと思います。
ヒノキの化粧材で組み上がっていく、こんな仕事が出来ることに感謝します。
まだまだ、墨付けまでは出来ませんが、加工も結構大変です。
甘すぎず、固すぎず、0.5きつくするのか0.7きつくするのか、今加工してる材料は、乾燥具合から建てる頃にどの位収縮するのか、どの位反ってくるのか、木は動くからです。
1ミリ固くしてても、それでも甘い時もあります。
じゃあ、固くしとけば、間違いない、と言うわけではなく。
固い仕事は、一歩間違えば、最悪の結果を招いてしまうからです。
建ってからの良し悪しを決めるのは、絶妙な加減。
そして、今回新たに挑戦するのは、丸柱です。
180アールと210アール
道具を仕込むと言うのは、やって初めて気付く、その繰り返しです。
スポーツと同じでトコトンやったものにしか見えてこないものがある、そんな気がします。
想いが無かったら、切れるようにはならないんじゃないかな。
想いが形になる。
より良いものを作る。
それって、自分が幸せであって出来るものかもしれません。