工匠からのお便り
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工匠大工の長瀬です。
工匠に入社して一年半が経ちました。
今回はつい最近建て方が行われた、お寺の丸柱加工の様子を紹介します。
丸柱を加工するには四角形の柱から順に八角、十六角、三十二角、六十四角と削っていき、
最後に内丸鉋で円にしていきます。
初めからプレカットで円にしてしまうと墨付けも加工もできませんので、
手間ですがこのような工程が必要です。
私は宮大工として駆け出しですので、親方に墨の打ち方から、
道具の使い方、体の動かし方まで教わりながら仕事を進めています。
精度がものを言うだろうとよく親方に言われました。
自分の仕事一つ一つによって正確で美しいものを作れるかが決まりますので、
大変やりがいを感じています。難しいからこそ面白いです。
私自身もいずれ棟梁を務められるよう日々精進してまいります。