工匠からのお便り
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皆さんこんにちは、工匠大工の鈴木です。
今回ご紹介させて頂く工事は、経蔵新築工事になります。
境内にある鐘楼と左右対称に同じように経蔵を新築しました。
材料は米ヒバ材を使用し、内部は格天井と漆喰壁での仕上げになりました。
伝統的な軸組み工法で組み上げて行く所はやはり社寺建築ならではの素晴らしさや難しさがありました。
今回屋根の大きさに対して屋弛み(やだるみ)がキツいので野垂木の反りを上手く行くようにするのが一番苦労しました。
曲線状で反り上がった力強い感じのは左右対称の鐘楼とも上手く合っていました。
内部は一坪程の空間に檜の板で床を作り、壁を漆喰で仕上げています。
天井の格天井は中心部に照明をつける用に一桝別に作りました。
後日、壁際に棚を設置する予定で、収納量も増えて使いやすくなると思います。
後世に残る建築に携わる事が出来るのはやり甲斐があり本当にありがたい事です。
暑い日が続いてますが今日も安全作業で頑張って参ります。
また限られた工期の中で、ご協力いただいた業者様、ありがとうございました!