工匠からのお便り
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松戸市、市川市、宮大工が手掛ける注文住宅・古民家再生の工匠、広報担当です。
皆様こんにちは。
みなさんは、どのように仕事とプライベートのバランスをとっているでしょうか。
”働き方改革”という言葉や文字が飛び交う時代になり、今ではもうすっかり定着した言葉となりました。
働き方なんてそもそも一人ひとりの中にそれぞれの物差しがあるものだと思いますが、それを透明化し同一化しようとするものです。長い労働や休みのない働き方は、大したメリットを生みださず心身共に悪影響を及ぼし、やがては大きな損失につながる事がはっきりと分かったからです。工匠でも有給休暇を一人一人がしっかりと取得できる仕組みを整えています。
松戸市に本社工場を構える工匠では、貴重な伝統技術をもつ大工を何人も正規雇用しています。そして、伝統技術を伝承していく使命を果たすべく、若い見習い大工たちも雇用しています。
伝統ある宮大工の技術を取得し自分の技術に変えられるようになるには、果てしない時間がかかり一人ひとりのやる気や心持によって腕の磨かれ方は大きく左右されます。教え伝える事や学び取得しようとする気持ちの制御までは難しい職人の世界です。人から人へ技術を伝承することはとても厳しいものです。そういった仕事の部分において会社は、見守る毎日が続きます。大工たちにしてみれば、どれだけ時間があっても伝えきれず学びきれないというところではないでしょうか。ですから、休暇に対する考え方もそれぞれ違うかもしれません。
でも、違うからこそ、休暇を一人ひとりが取りにくくなってしまわないように会社は動きます。どんな仕事もそうですが、休暇を取りやすくすることは、従業員を守ることになり、よい仕事に繋がります。工匠は、時間感覚があいまいになりやすい職人の世界の中にありますが、できるだけ働きやすい環境を整えることで大工達を支え守ります。たくさんの取り決めの中でも、有給休暇の取得をしっかり保障することはとても大切な会社の役割です。
当然のこと言っちゃいますが、✨工匠は大工ファーストな会社です✨
工匠は有給休暇の取得を推進し、年次有給管理簿に記載していくことでわかりやすく効率よ休暇を取得できるようにしています。家族の予定が決まる4月を待ち、年度末までの計画有休5日間分の申請を提出します。基本的には、全員の希望が変更されることなくそのまま受理されます。連続した日付や他の社員との重複が認められる日であったとしても、申請通りに休暇が取れるようになっています。お客様との約束や作業工程に支障がない事がもちろん大優先事項ではありますが、事前に現場責任者への確認、前日の通知や翌出勤の状況確認が取れていれば、計画有休の5日間以外に所有する有休が活用できることも社内全体で共有されており、その方法も明確です。有給休暇が当然の権利であったとしても、会社から提示されていて、社員の間でその取得方法が具体的に周知されているかいないかで、特に若い見習い大工だちにとっては休暇の取りやすさがだいぶ違うのではないでしょうか。休暇取得にストレスがかかるようではいけませんから。
仕事以外にも楽しい事が溢れているはずの大工たち。家族の今しかない成長や瞬間に居合わせることができる喜びを味わえる大工たち。みんなが納得してオープンに休暇を取得し、それぞれの時間を過ごせる事は心のリフレッシュです。感覚やセンス(それだけじゃないよ!って語る大工さんに叱られます💦)がとにかく、文章や図面には表せないような微妙なニュアンスを技で魅せ、美しい建物を造り上げる宮大工なわけです。心も体も整った元気な大工が活き活きと造った建物は、いいもののはずだ!と思いませんか。
松戸市に本社工場を構える工匠は大工達を支え守り、同時に大工達が持つ素晴らしい技術も守って、伝承していきます。そのために何ができるかを会社はいつも考えています。
余談ですが、広報の私も有休使わせていただいております。ありがたいです☆