工匠からのお便り
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松戸市、市川市、宮大工が手掛ける注文住宅・古民家再生の工匠です。
皆様こんにちは。
先日、千葉県市川市にある神社・白幡天神社の神幸祭に参加させていただきました。
神幸祭とは、神社の御祭神の神霊を本殿から神輿に移して氏子地域内を渡御するお祭りです。
この神幸祭は一年に一度、祭礼日に行われます。
氏子地域、町内を渡御することで、地域の幸せや繁栄、災いや疫病を追い払うことを目的としています。
☝工匠からは、宮大工3名が大神輿の担ぎ手として参加しました。
白幡天神社様の神幸祭は、新型コロナウイルス感染症の影響により、2年(令和2年、3年)中止となっていました。
今年は感染対策を行ったうえで、3年ぶりの開催となりました。
本来であれば、大神輿を担いだ担ぎ手が町内を回る神輿渡御が行われるのですが、
今年は感染症対策として、大神輿の移動は神社境内の中だけとなりました。
新型コロナウイルスの影響で全国各地の祭礼や伝統行事の開催が難しくなりました。
代々受け継がれてきた伝統的な技術や知識を、絶やすことなく、次の世代に受け継ぐために地域の方々は工夫し努力されています。
神社仏閣の修繕・改修・新築を行う宮大工も同じく、技術や伝統を継承し受け継ぐ役割があります。
これからも素晴らしい伝統文化を受け継ぐお役に立てるよう、
私たちも工夫し努力し続けてまいります。
今回、神幸祭に工匠として参加させていただいたこと、
工匠のある近隣、地域の方々と一緒に貴重な時間を過ごさせて頂けたことに、感謝いたします。